インビザラインGoとGoプラスの違いを徹底比較!歯科で教えてもらえない費用・治療範囲・適応症例の差とは?

「インビザライン Goプラスって、Goとどう違うの?」「Goプラスのほうが高いけど、それだけの価値がある?」

実は、インビザラインGoとGoプラスの違いを正確に解説している記事はほとんどありません。「マウスピースの枚数が違う」と書いてあっても、なぜその差が重要なのか、自分の歯並びにはどちらが向いているのかを教えてくれる記事は見当たらないものです。

この記事では、GoとGoプラスの違いを「枚数の差」で終わらせず、治療範囲・適応症例・費用の全内訳・医院の選び方まで踏み込んで解説します。読み終わるころには、「自分にはGoかGoプラスか」という判断軸がきちんと持てるようになります。

インビザライン Goプラスとは?

インビザライン Goプラスとは?

インビザライン Goプラスは、アメリカのアライン・テクノロジー社が提供するマウスピース矯正システム「インビザライン」のプランのひとつです。しばしば「GoのグレードアップバージョンがGoプラス」と勘違いされますが、正確にはGoとGoプラスはそれぞれ異なる症例範囲に対応した別プランです。

以下の表でインビザライン全プランの概要を確認しておきましょう。GoプラスがGoとフル(コンプリヘンシブ)の中間にあることが分かります。

プラン名 対象 枚数上限 追加アライナー 治療期間目安 費用相場
エクスプレス 犬歯〜犬歯(6本) 7枚 1回 〜3ヶ月 20〜40万円
Go 1〜5番(20本) 20枚 1回 半年〜1年 35〜60万円
Go プラス 1〜6番(広範囲) 26枚 2回(無料) 半年〜1年半 50〜70万円
モデレート 全歯列 26枚 あり 1〜2年 50〜90万円
コンプリヘンシブ 全歯列 無制限 無制限 2〜3年 80〜130万円

※費用は医院や症例によって異なります。上記はあくまで目安です。

インビザラインプラン全体の中でGoプラスが担う役割

インビザラインのプランは、大きく「部分矯正」と「全体矯正」の2種類に分かれます。GoとGoプラスはどちらも部分矯正に属しており、奥歯(大臼歯)を動かさないことが共通の特徴です。

コンプリヘンシブのように奥歯を動かしたり、噛み合わせを全体的に作り替えたりせずに前歯周辺をシンプルに矯正できます。治療期間が短く、費用も全体矯正より抑えられるのはこのためです。

Goだけでは枚数が足りず、もう少し歯を動かす範囲や量が必要なケースに対して、GoプラスはMax26枚・追加2回という余裕で対応します。

インビザラインGoとGoプラスの違いは?

インビザラインGoとGoプラスの違いは?

GoとGoプラスが迷いどころになる場合、以下の3つの違いが判断のカギになります。

  • 矯正対象歯の範囲(5番まで か 6番まで か)
  • マウスピースの枚数上限(20枚 か 26枚 か)
  • 追加アライナーの回数と費用(1回 か 2回無料 か)

GoとGoプラスの矯正対象範囲の違いと適応症例への影響

歯の番号は、前歯(中切歯)を1番として奥に向かって2・3・4・5・6・7・8番と続きます。Goが対応するのは5番(第二小臼歯)まで。Goプラスはさらに6番(第一大臼歯の隣の歯)まで対応します。

一見ちょっとした差のように見えますが、実際には前歯のスペース確保のしやすさに大きく影響します。

前歯のガタガタや隙間を解消するには、歯全体を少しずつ後方にシフトさせてスペースを作ることが必要です。Goでは5番までしか押し込めないため、スペースが足りないと判断されると適応外になります。

Goプラスは6番まで使えるため、より多くのスペースを確保でき、中等度の叢生にも対応できるわけです。

ただし、どちらのプランも大臼歯(7番・8番)は動かしません。大臼歯に問題がある場合はGoプラスでも対応できず、コンプリヘンシブが必要になります。

GoとGoプラスのアライナー枚数と追加回数の違いが治療に与える影響

マウスピース矯正では、1枚のアライナーで動かせる歯の移動量は0.25mm単位が基準です。枚数が多いほど、その「小さな移動」を積み重ねてより大きな変化を実現できます。

GoがMax20枚に対してGoプラスはMax26枚です。この6枚の差は単純計算で約1.5mm分の追加移動量に相当します。

「たった1.5mm」と思うかもしれませんが、前歯の矯正では1mmの違いが仕上がりに大きく影響することがあります。

さらに追加アライナーの違いも見逃せません。

GoプラスはGoよりも難易度の高い症例に使われるため、治療途中で計画通りに歯が動かないリスクが相対的に高まります。追加が2回まで無料という仕組みは、そのリスクを費用負担なしで吸収できるバッファーとして機能します。

GoとGoプラスの費用相場の違いと追加費用の考え方

Go本体の費用相場は35〜60万円程度、Goプラスはこれよりやや高めで50〜70万円程度が目安です。ただし、この「本体費用」だけで比較するのは危険です。

矯正治療には以下が含まれます。

  • 本体費用
  • 初診料・精密検査料(1〜5万円)
  • 治療中の調整料(1回3,000〜10,000円 × 通院回数)
  • リテーナー費用(1〜6万円)

結果として、広告やホームページで大きく表示される「本体価格」と、実際に支払う「総額」には10〜20万円以上の開きがあることも珍しくありません。医院によっては「全込み」表示のところと「別途」表示のところがあるため、複数のクリニックで見積もりを取る場合は必ず総額ベースで比べてください。

特に注意すべきは調整料です。

「本体45万円」と安く見えても、調整料が1回5,000円で月1回通院×12ヶ月なら6万円、さらに精密検査3万円・リテーナー5万円を足すと総額59万円になります。

一方「全込み60万円」の医院のほうが結果的に安いケースもあります。

初回相談の段階で「総額はいくらですか?調整料・リテーナーは別途ですか?」と必ず確認してください。

Goプラスの追加アライナー2回が無料という点を考慮すると、治療途中に修正が必要な症例ではGoよりも結果的には総額が抑えられるケースもあります。症例と全内訳で比較しましょう。

インビザライン Goプラスで対応できる歯並びと対応できない歯並び

インビザライン Goプラスで対応できる歯並びと対応できない歯並び

GoプラスはGoより適応範囲が広いとはいえ、すべての歯並びに対応できるわけではありません。「Goプラスで治せるかどうか」の判断は必ず歯科医師による診察が必要ですが、事前に目安を知っておくと相談時に質問をしやすくなります。

インビザライン Goプラスで改善が期待できる歯並びの種類

Goプラスの適応候補になりやすい歯並びには、主に以下のものがあります。

  • 軽度〜中等度の叢生(ガタガタ・乱ぐい歯):Goでは対応が難しい中等度の叢生でもGoプラスなら可能性がある
  • 軽度〜中等度のすきっ歯(空隙歯列)
  • 前歯の軽度な傾き・捻れ
  • 軽度の交叉咬合・開咬
  • 矯正後の後戻り(再矯正)
  • 補綴(かぶせ物)・インプラント前の位置調整

Goが対応する叢生の最大移動量の目安は「水平方向で7mm程度・顎の拡大で4mm程度」とされていますが、Goプラスはアライナー枚数の余裕でこれを超える移動も設計に組み込めます。

ただし個々の症例によって限界は異なるため、3Dスキャンによるシミュレーション(クリンチェック)での確認が前提です。

GoプラスよりGoで十分な症例の特徴と見極め方

すべての人がGoプラスを必要としているわけではありません。以下の条件がそろう場合はGoで十分な可能性が高いといえます。

  • 前歯の隙間が軽度(小さなすきっ歯・1〜2本の軽い叢生)
  • 以前の矯正後に軽度の後戻りが起きており、再矯正を希望している
  • 補綴やインプラントのための位置調整目的(移動量が少ない)
  • 前歯の1本がわずかに傾いている・捻れている程度の症例

一部の医院では、Goで十分な症例にもGoプラスをすすめるケースがあります。理由は単純で、GoプラスのほうがGoより10〜15万円高く、医院の収益が大きいからです。

患者の症例に本当に必要かどうかより、「より高額なプランを契約してもらう」インセンティブが働いている可能性があることを頭の片隅に置いておいてください。

「Goプラスをすすめられたけど、本当にGoではダメなのか?」と疑問を感じた場合は、医師に「なぜGoでなくGoプラスなのか」を具体的に聞いてみることをおすすめします。

3Dシミュレーションの結果として「Goだと枚数が○枚足りず、この歯をあと○mm動かせない」という説明があれば納得できます。

逆に「中等度だから」「念のため」といった曖昧な説明しか得られない場合は、別の医院でセカンドオピニオンを取ることを強く推奨します。

GoでもGoプラスでもなくフルインビザラインが必要なケースの見分け方

Goプラスを検討しているのにフル(コンプリヘンシブ)が必要と言われた、という体験談は珍しくありません。このケースに直面したとき、「本当にフルが必要なのか、それともGoプラスで対応できないのか」を自分で判断する軸を持つことが重要です。

フルが必要になる目安としては以下のどれかに該当する場合です。

  1. 上下の咬合(噛み合わせ)に問題がある
  2. 重度の叢生・出っ歯・受け口で大きな移動が必要
  3. 奥歯を含む歯列全体の再配置が必要

「Goプラスではなくフルでないとダメ」と言われた場合は、具体的な理由を医師に確認する権利があります。

「3Dスキャンでシミュレーションした結果、Goプラスの枚数内では移動量が足りない。具体的には○番の歯をあと○mm動かす必要があるが、それには30枚以上必要」というような具体的な説明があれば納得できます。

逆に「念のため」「フルのほうが確実だから」といった曖昧な説明しか得られない場合は、別の医院でセカンドオピニオンを求めることも選択肢に入れてください。

フルとGoプラスの費用差は概ね30〜60万円程度、治療期間差は半年〜1年以上になります。急いでいる・費用を抑えたい、という場合ほどGoプラスで対応できるかどうかの確認に価値があります。

インビザライン Goプラスを受ける歯科医院の選び方

インビザライン Goプラスを受ける歯科医院の選び方

GoプラスはGoと同様、一般歯科向けに設計されたシステムです。ライセンスを取得した歯科医師であれば誰でも提供できますが、症例の難易度が上がるGoプラスは医師の経験と設備が仕上がりに影響しやすいという側面があります。

クリニックによってGoプラスの仕上がりに差が生じる理由

GoプラスはGoと同様「一般歯科向けに開発されたシステム」ですが、それは「どの歯科医院でも同じ仕上がりになる」という意味ではありません。

実は、歯科にとってGoプラスは魅力的な収益源です。虫歯治療や歯周病治療と比べて単価が高く(50〜70万円)、治療期間が決まっているため回転率が読みやすく、利益率も高いビジネスモデルとして成立しています。

そのため、矯正の専門トレーニングを十分に受けていない歯科医でも「Goプラスできます」と標榜するケースが増えています。

しかし実際には、Goプラスで対応する中等度以上の症例では、治療計画の精度・アタッチメント(歯に付ける小さな突起)の設計・IPR(歯を削る処置)の適切な判断など臨床経験が結果に反映されやすくなります。

より軽度症例向きのGoと違い、計画通りに歯が動かないリスクも高まるため、追加アライナーが必要になる頻度も上がります。

Goプラスを選ぶ場合は、矯正経験が豊富な医師に相談することを強くおすすめします。

インビザライン Goプラスの実績が豊富な医院を見分けるための確認事項

医院選びで最初に確認したいのは、インビザラインの実績です。アライン・テクノロジー社は治療件数に応じて医師にランクを付与しており、「プラチナ認定医」「ダイヤモンド認定医」などとして公式サイトで検索できます。

高いランクの医師は年間の症例数が豊富で、複雑な症例への対応経験も多い傾向があります。

ただし、認定ランクは「Goだけでなくフルやモデレートを含む全インビザライン症例の合計」でカウントされます。つまり、プラチナ認定を持っていても「Goプラス単体での経験は浅い」というケースもあり得ます。

本当に確認すべきは、「Goプラスの治療件数」そのものです。

カウンセリング時に「Goプラスの治療件数はどのくらいですか?症例写真を見せていただけますか?」と直接聞いてください。経験豊富な医院であれば、この質問に対して数字を持ってきちんと答えられます。

「症例写真は個人情報なので…」と濁す医院もありますが、顔を隠したビフォーアフターは問題なく提示できるはずです。提示を渋る場合、実績が少ない可能性があります。

また医院のホームページにGoプラスの症例写真や実績件数が掲載されているかも確認ポイントのひとつです。「インビザライン認定医」という表記だけで安心せず、Goプラス特有の実績を確認しましょう。

設備も確認ポイントのひとつ

iTeroなどの光学スキャナーを導入している医院は、精密な3D計測・シミュレーションが可能です。「口腔内スキャナーを使って診断していますか?」と聞いてみると、その医院の設備水準が分かります。

カウンセリングで必ず確認すべき5つの質問

初回カウンセリングは「雰囲気を確認する場」ではなく、治療の適否と費用を判断するための重要な機会です。以下の5つの質問を持参しましょう。

  • 「なぜGoではなくGoプラスなのか、3Dシミュレーションの結果を見ながら具体的に教えてもらえますか?」
  • 「費用の全内訳(検査料・調整料・IPR・リテーナー含む)を書面で確認できますか?」
  • 「私の症例でGoプラスを適応と診断する根拠は何ですか?」
  • 「Goプラスの治療件数はどのくらいありますか?」
  • 「治療途中でフル(コンプリヘンシブ)への変更が必要になる可能性はありますか?その場合の追加費用はどうなりますか?」

これらの質問に対して丁寧に、具体的に答えてくれる医師・医院は患者の理解を大切にしている証拠です。逆に「大丈夫ですよ」「問題ありません」という抽象的な返答しかない場合、注意が必要です。

契約前に「Goプラスで治療を完結できる可能性は何%ですか?」と聞いてください。「100%です」と即答する医院より、「90%以上の確率で完結できますが、万が一の場合はフルへの変更も選択肢になります」と正直に答える医院のほうが信頼できます。

医療に100%はありませんので、リスクを隠さず説明してくれる医師を選びましょう。

まとめ

インビザライン GoとGoプラスの違いは「枚数が6枚多い」という数字の差ではなく、「どんな歯並びに対応できるか」という守備範囲の差です。Goが軽度症例向けなのに対し、GoプラスはGoでは届かない中等度の叢生・すきっ歯に対応できる余裕を持つプランです。

どちらが良い・悪いではなく、自分の歯並びの状態に合ったプランを選ぶことが大切です。

医院を選ぶときは実績・設備・説明の透明性を確認してからです。これを押さえておくだけで、後悔するリスクが大きく下がります。

「自分の歯並びはGoとGoプラスのどちらが向いているのか」は、無料カウンセリングと3Dスキャンを受けてみるのが最も確実な方法です。

歯科矯正TheGuardでは、口コミや実績をもとにインビザライン Goプラスの経験が豊富な医院を比較・問い合わせができます。まずはお近くの矯正歯科を検索してみてください。

インビザライン GoとGoプラスの一番大きな違いは何ですか?

最も重要な違いは矯正対象歯の範囲とアライナーの枚数上限です。Goは前歯から5番(第二小臼歯)まで・Max20枚なのに対し、GoプラスはMax26枚・6番(第一大臼歯の隣)まで対応します。この差により、Goでは届かない中等度の叢生やすきっ歯にGoプラスが対応できます。また追加アライナーの無料回数もGoが1回・Goプラスが2回と異なり、治療途中の微調整のしやすさに差があります。

インビザライン Goプラスの費用相場はどのくらいですか?

本体費用の相場は50〜70万円程度ですが、初診料・精密検査料・治療中の調整料・IPR(歯を削る処置)・リテーナー費用などが別途かかる医院もあります。「本体価格だけで比べる」のではなく、これらすべてを含めた総額で複数医院を比較することが重要です。

インビザライン GoプラスはGoで対応できない症例をすべてカバーできますか?

いいえ、Goプラスも適応範囲には限界があります。抜歯が必要な重度の叢生・大臼歯を動かす必要がある症例・骨格的な問題があるケースはGoプラスでは対応できず、コンプリヘンシブ(フル)が必要です。「GoプラスはGoとフルの中間」というポジションを正しく理解しておきましょう。

Goプラスをすすめられましたが、本当にGoでは対応できないのか確認する方法はありますか?

最も確実な方法は「なぜGoでなくGoプラスなのか」を医師に3Dシミュレーション(クリンチェック)を見せながら説明してもらうことです。「Goで設計するとアライナー枚数が足りない・移動量が足りない」という根拠を具体的に示してもらえれば判断できます。もし説明が抽象的であれば、別の医院でのセカンドオピニオンを求めることも選択肢です。

インビザライン Goプラスを受ける医院を選ぶときに最も重視すべきことは何ですか?

実績と透明性の2点が最も重要です。インビザラインのプラチナ・ダイヤモンド認定医かどうか、Goプラスの治療件数が豊富かどうかを確認しましょう。同時に、費用の全内訳を書面で提示してくれるか、3Dシミュレーションで治療後の歯並びを事前に見せてくれるかも信頼できる医院の指標です。歯科矯正TheGuardでは口コミ・実績・費用を比較しながら医院を探せますので、候補医院の絞り込みにぜひご活用ください。